セントジョンズワート

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副作用なしの天然のプロザックともよばれる抗うつハーブ

この薬草の開花時期は6月24日頃であるために、キリスト教文化圏では、使徒ヨハネ(John)の誕生日に因んで、St.Johnの植物(plant=wort)と呼ばれいます。

セントジョンズワートの抽出成分の抗欝作用の機序は

  • セロトニン再吸収阻害
  • モノアミンオキシダーゼ阻害 (MAOI)

にあると言われていたが、通常の使用量ではMOAI作用はほとんど無いために、プロザックと同様に選択的セロトニン再吸収阻害剤に分類しても良いだろう。そのため、セントジョンズワートは「天然のプロザック」と呼ばれる。しかし最近の研究によると

  • セロトニン、ノルエピネフリン、ドーパミン再吸収阻害作用

があるとされる。

欝病は生化学的には、脳内の神経伝達物質のアンバランスとされているので、1種類で様々な作用を有するセントジョンズワートは「欝病の総合薬」とも期待される。

しかもセントジョンズワートには

  • 眠気、集中力低下がない
  • 運転しても問題がない
  • アルコールとの相互作用がない

という利点がある。

また、セントジョンズワートには 、抗欝作用以外にも多彩な作用がある。

  • 欝病などで過剰になっているインターロイキンの産生を低下させる
  • 抗ウイルス作用(ウイルスを破壊したり、細胞膜をウイルスから守る)
  • 抗細菌作用(細菌を破壊したり、免疫系を活性化させる)
  • 生理痛に関係するプロスタグランジンを低下させる

 セントジョンズ・ワートが有効な疾患や状態

  • 欝病
  • 興味や歓心の欠如
  • 慢性疲労症候群
  • 易感染性
  • 不安障害
  • 社会的トラブルに対する過剰反応
  • 睡眠障害(入眠障害、早朝覚醒、眠くてしょうがない)
  • 節食障害
  • 集中力の欠如、優柔不断
  • 情緒不安定
  • 月経前症候群
  • 通常の治療に反応しない慢性的な痛み
  • アルコールや薬物依存

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